テストステロン補充療法で頭が冴える！
心身のバランスを整える、男性のためのヘルスケア。
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目次
1. テストステロンの役割と分泌量
2. テストステロンの減少と認識能力の低下
3. テストステロン補充で認識能力UP？
4. 低用量ED治療薬で認識能力UP？
5. 当院でテストステロン補充療法（TRT）を受ける方法
1. テストステロンの役割と分泌量
テストステロンは男性ホルモンの一つであり、第二次性徴から20代頃に分泌のピークを迎え、骨や筋肉を作り上げていきます。また、精神的影響ではやる気を出させる、明るい気分にさせることが知られており、その他にも性欲や男性機能を向上させることが知られています。
このテストステロンは、おおよそ45～50才頃分泌量が急激に減少し (G. E. Coles Sr. p.1)、心身ともに影響を及ぼすことが近年研究によって明らかになっています。
2. テストステロンの減少と認識能力の低下
これまで、テストステロン分泌量の変化と認識能力の相互関係について、長年にわたり研究がおこなわれてきました。
1982年～2007年におこなわれた研究を分析したところ、テストステロンが減少すると言語の流暢さ、空間認識能力、記憶力、課題に取り組む能力、注意力が低下すると結論付けられました。(Hua et al., 2016)
さらに、テストステロンを補充することによって認識能力の低下を抑える、もしくは以前よりも向上させるという研究結果も発表されています。
3. テストステロン補充で認識能力UP？
2005年におこなわれた実験では、認識能力低下の傾向がある男性に６週間にわたってテストステロン補充をおこなったところ、特に空間認識能力と視覚的記憶力のテスト結果が向上しました。(Hua et al., 2016)
また別の実験では、認識能力のテスト結果がテストステロン補充前よりも補充後に向上する傾向は、年齢を重ねるほど強く現れると報告しています。(Buskbjerg et al., 2019)
このテストステロンと認識能力の関係は、一説では空間把握能力・経験記憶能力をつかさどる脳の海馬に男性ホルモンの受容体が含まれているためであると言われています。この男性ホルモン受容体があることで、海馬が補充されたテストステロンの影響を強く受け、空間認識能力、記憶力の向上が起こると考えられます。
4. 低用量ED治療薬でさらに認識能力UP？
「タダラフィル」（シアリス後発品）は一般的にED治療薬として知られていますが、最近では低用量を毎日服用することで、認識能力を含む身体能力向上の様々な効果が研究として発表されています。
2019年に、タダラフィル5mgを６か月摂取した実験では、下記の数値が服用前と比べて改善されました。
・認知の処理速度
・注意深さ
・空間認識能力
・聴覚の認識能力
この効果は、タダラフィルがcGMPという血管拡張や記憶保持にかかわる物質を不活性化するPDE5を阻害し、結果としてcGMPが保持される働きがあることが原因であると考えられています。
5. 当院でテストステロン補充療法（TRT）を受ける方法
上記で参照した通り、テストステロン補充には認識能力を維持、向上する効果が期待できるとされています。
当院では、無料のオンライン診療にてお気軽に医師へご相談いただき、テストステロン補充療法（TRT）を希望される方に処方を行っています。
現在、「アンチエイジング強化セット」として血流改善によるアンチエイジング効果が期待できるタダラフィル5mgとのセットをおすすめしております。
最近頭がぼーっとして考えがまとまらない、前よりも物忘れをするようになった、という方は、ぜひこの機会にテストステロン補充療法を受けてみることをおすすめいたします。
参考文献
C. R. Buskbjerg, C. H. Gravholt, H. R. Dalby, A. Amidi, R. Zachariae, “Testosterone Supplementation and Cognitive Functioning in Men—A Systematic Review and Meta-Analysis”. Journal of the Endocrine Society, August 2019 Aug; 3(8); 1465–1484.
G. E. Coles Sr. “The Psychological Impact of Testosterone Replacement Therapy in Middle-Aged Men”. Walden Dissertations and Doctoral Studies Collection, 2019, p.87.
J. T. Hua, K. L. Hildreth, V. S. Pelak. “Effects of Testosterone Therapy on Cognitive Function in Aging: A Systematic Review” Cogn Behav Neurol. 2016 Sep; 29(3): 122–138.
X. Dong, H. Jiang, S. Li, D. Zhang. “Low Serum Testosterone Concentrations Are Associated With Poor Cognitive Performance in Older Men but Not Women” Front. Aging Neurosci., 01 November 2021
Sec. Neurocognitive Aging and Behavior. 2021; 13.
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