テストステロンとは?働き・低下時のサイン・補充療法について解説

目次

  • テストステロンとは?
  • テストステロンが低下すると起こりやすい変化と原因
  • テストステロン補充療法(TRT)とは?米国で注目されている理由
  • テストステロンを保つために見直したい生活習慣
  • メトホルミンの使い方・治療の進め方
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最近、「以前より性欲が低下した気がする」「疲れが抜けにくい」「やる気が出ない」と感じることはありませんか。

こうした変化には、加齢や生活習慣だけでなく、男性ホルモンの一種であるテストステロンが関係している場合があります。

テストステロンは、性機能だけでなく、筋肉や骨、気分や意欲などにも関わるホルモンです。加齢や睡眠不足、肥満などによって低下することがあり、男性更年期障害(LOH症候群)の一因になることもあります。

この記事では、テストステロンの基本的な働きや低下すると起こりやすい変化、米国を中心に関心が高まっているテストステロン補充療法について解説します。

テストステロンとは?

テストステロンは男性ホルモンの一種で、性機能だけでなく筋肉や骨、気分や意欲などにも関わっています。テストステロンの基本的な役割と体への影響について解説します。

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  • テストステロンは男性ホルモンの一種
    テストステロンは、男性ホルモン(アンドロゲン)の一種です。男性では主に精巣で作られ、一部は副腎からも分泌されます。

    思春期以降に分泌量が増え、声変わりや筋肉の発達、ひげや体毛の増加など男性の身体的な発達に関わるホルモンです。

    テストステロンは女性の体内にも少量存在しますが、男性とは分泌量が大きく異なるため、一般的には男性ホルモンとして説明されます。

    分泌量は20代前半にピークを迎え、その後は加齢とともに緩やかに低下します。海外では、30歳頃から年1%前後低下する可能性も報告されており、年齢による変化の一つです1。

    一方で男性ホルモンは、性欲や勃起機能だけではなく、筋肉や骨の維持、気分や意欲などにも関わるため、低下すると性機能や心身の変化として現れるのが特徴です。
  • テストステロンの主な働き
    テストステロンは、男性の体を維持するうえでさまざまな役割を担い、性機能や筋肉、骨、気分や意欲に関わります。

    性機能では、テストステロンが低下すると、性欲が落ちる、勃起力が以前より弱くなるといった変化につながる場合があります。

    筋肉や骨との関係では、テストステロン低下とサルコペニア(筋肉量・筋力の低下した状態)との関連が指摘されています。また、意欲や集中力の低下、気分の落ち込みなどは、テストステロン低下時にみられる変化の一つです1。

    ただし、テストステロンを補えばこれらの症状が必ず改善するわけではありません。体調や性機能には、睡眠、ストレス、生活習慣、持病なども関係するため、症状だけで判断しないことが大切です。

テストステロンが低下すると起こりやすい変化と原因

テストステロンが低下すると、心身にさまざまな変化が現れることがあります。ここでは、代表的な症状と、テストステロンが低下する主な原因について解説します。

性欲低下・勃起力低下などの性機能の変化

テストステロンが低下すると、性機能に関連した変化が現れることがあります。代表的なのは性欲低下です。以前と比べて性的な関心が薄れたり、性生活への意欲が低下したりするといった症状です。

勃起力の変化を感じる方もいます。朝立ちの回数の減少や以前より勃起しにくくなったなどの変化がみられることがあります。

ただし、これらはテストステロン低下だけが原因とは限りません。ED(勃起不全)や性欲低下には、ストレスや睡眠不足、生活習慣病、血管系の問題、心理的な要因なども影響します。

性機能の変化が続く場合は、年齢によるものと決めつけず、医療機関で相談することも選択肢の一つです。

疲労感・意欲低下・気分の落ち込み

テストステロン低下では、身体面だけでなく精神面の変化が現れることがあります。

疲れやすさ、やる気や集中力の低下、気分の落ち込みなどです。イライラ、不安感などを訴えるケースもあります。

こうした症状が重なった状態はLOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)とも呼ばれ、男性更年期障害とも表現されます。日本メンズヘルス医学会によると、就労中の中高年男性の約10%がこうした症状に悩んでいるとの報告があります1。

ただし、こうした症状はうつ病や睡眠障害、甲状腺機能低下症など他の疾患でも同様の症状がみられるため、テストステロン低下のみが原因と断定することはできません。

主な原因は加齢・睡眠不足・肥満

テストステロン低下の原因として、まず挙げられるのが加齢です。

男性では加齢に伴いテストステロン値が徐々に低下します。ただし、低下の程度には個人差があります。

睡眠不足も関係する要因です。テストステロンは睡眠中に分泌されるため、慢性的な睡眠不足はホルモンバランスに影響する可能性があります。

また、肥満との関連も報告されており、特に内臓脂肪の蓄積はテストステロン低下と関係すると考えられています1。

そのほか、運動不足や過度なストレス、過度な飲酒、生活習慣病、一部の薬剤が影響する場合もあります。LOH症候群は、こうした複数の要因によってテストステロンが低下し、心身のさまざまな症状が現れる状態です。

臨床試験では、ウゴービを投与された参加者は、68週間で平均14.9%から17.4%の体重減少を達成しました。さらに、参加者の69%から79%が体重の少なくとも10%の減量に成功し、51%から64%が15%以上の減量を達成するなど、多くの人が劇的な結果を経験しました⁴。

ウゴービによる70週間の減量グラフ

臨床試験では、ウゴービを投与された参加者は、68週間で平均14.9%から17.4%の体重減少を達成しました。さらに、参加者の69%から79%が体重の少なくとも10%の減量に成功し、51%から64%が15%以上の減量を達成するなど、多くの人が劇的な結果を経験しました⁴。

ウゴービによる70週間の減量グラフ

14.9% の減少

68週間後の平均体重減少率

+69% の参加者

体重の少なくとも10%を減量

+51% の参加者

体重の少なくとも15%を減量

使用前の注意点と副作用

テストステロン低下による症状がみられる場合、治療の選択肢としてテストステロン補充療法(TRT)が検討されることがあります。近年は米国を中心に関心が高まっていますが、誰でも受けられる治療ではありません。

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注射・塗り薬などによるテストステロン補充

テストステロン補充療法(TRT:Testosterone Replacement Therapy)とは、低下したテストステロンを医薬品で補う治療法です。注射や外用剤(塗り薬)、貼り薬など複数の方法がありますが、どの方法を選択するかは、症状や検査結果、生活スタイルなどを踏まえて医師が判断します2。

医療機関では、性欲低下や疲労感などの症状に加え、血液検査でテストステロン値を確認したうえで総合的に判断します。気になる症状がある場合は、自己判断で海外製品やサプリメントに頼ることは避けましょう。

米国で関心が高まっている背景

米国では近年、テストステロン療法を受ける人が増加しています。

米国の処方動向を分析した研究では、2018年から2022年にかけてテストステロン療法を受けた人数が27%増加したと報告されています3。過去の研究でも、2003年から2013年にかけて18〜45歳男性のテストステロン使用率が4倍に増加したことが報告されており、米国では以前からTRTの利用拡大が指摘されています4

米国FDA(食品医薬品局)が承認するTRT製剤の適応は、現在のところ構造的・遺伝的原因に基づく性腺機能低下症に限定されています。一方で、加齢に伴うテストステロン低下に対してTRTを広く使うべきかについては、米国でも議論があります。FDAは安全性と適応について継続的に審議しており、誰にでも使える治療として扱っているわけではありません5。医師の診断と管理のもとで行われる治療である点は日米共通です。

補充療法を検討する際の注意点

テストステロン補充療法は、症状の改善が期待される一方で、副作用や持病への影響を確認しながら行う治療です。

国内のLOH症候群診療の手引きでは、TRTの副作用として多血症、造精機能障害、体液貯留、前立腺疾患、肝機能障害、睡眠時無呼吸症候群などが挙げられています1。多血症は赤血球が過剰に増える状態で、自覚症状が出にくい場合もあるため、定期的な血液検査が必要です。

なお、将来的に子どもを希望する方は、精子を作る機能への影響について事前に医師へ確認してください。前立腺疾患や睡眠時無呼吸症候群、心血管系の病気がある方も、治療の適否を慎重に判断する必要があります。米国FDAでは、テストステロン製剤について血圧上昇に関する注意喚起を行っています5。

TRTを検討する際は、症状、検査結果、持病、服薬状況を医師に伝えたうえで、開始後も定期的な診察と検査を受けることが大切です。

テストステロンを保つために見直したい生活習慣

テストステロンの低下には、加齢だけでなく生活習慣も関係します。生活習慣の見直しだけでテストステロン値が大きく改善するとは限りませんが、日常生活で確認したいポイントを紹介します。

睡眠・運動・食事

テストステロンの分泌には睡眠が関係しています。慢性的な睡眠不足はホルモンバランスに影響するため、睡眠時間と睡眠の質を見直すことが大切です。

運動では、筋力トレーニングや有酸素運動を無理なく続けることが健康維持につながります。スクワットやデッドリフトなど複数の筋肉を使う運動は、テストステロン値に一時的な影響を与えるとの報告があります。ただし、過度なトレーニングは疲労や睡眠の乱れにつながるため、続けやすい強度で行いましょう。

食事面では、極端な制限を避け、たんぱく質や脂質、ビタミン、ミネラルを含む食事を意識してください。テストステロンはコレステロールをもとに作られるステロイドホルモンであるため、極端な脂質制限はホルモン産生に影響する可能性があります。

また、亜鉛やビタミンDはテストステロンとの関連が報告されていますが、サプリメントだけで大きく増やせるとは限りません。まずは食事全体のバランスを整えることが基本です。

体重管理・飲酒・ストレス

肥満、とくに内臓脂肪の蓄積はテストステロン低下と関係します1。急激なダイエットは避け、食事と運動を組み合わせて無理なく体重を管理することが大切です。

飲酒量も見直したい項目です。過度なアルコール摂取は、テストステロン産生に影響します。毎日の多量飲酒は避け、飲酒する場合も量と頻度を調整しましょう。

慢性的なストレスは、睡眠の質や生活リズムの乱れにもつながります。

疲労や不調が続く場合は、休養や運動の時間を確保し、負担が蓄積しないような生活を意識しましょう。

リベルサスとメトホルミンの同時投与により、効率よく理想の体型へ導く環境が整います。

ウゴービ:服用すべき人、服用すべきでない人

ideal candidates

理想的な候補者

  • BMIが30以上(肥満症)の成人
  • BMIが27以上で、かつ体重に関連する疾患(例:2型糖尿病、高血圧)を少なくとも1つ有する成人
  • 食事や運動だけでは減量に苦戦してきた方
Not suitable candidates

適さない方

  • 甲状腺髄様がんの既往歴または家族歴がある方
  • MEN 2症候群(まれな遺伝性疾患)の方
  • 妊娠中または授乳中の女性

ウゴービはすべての人に適しているわけではないため、開始する前に必ず医療従事者にご相談ください。

テストステロンが気になる場合は医師に相談しましょう

診察室で患者に微笑む医師

テストステロンは、性機能、筋肉、骨、気分や意欲など男性の心身に関わるホルモンです。加齢とともに緩やかに低下しますが、生活習慣や疾患の影響で変化する場合もあります。

疲れやすさ、性欲の変化、勃起力の低下、意欲低下などが続く場合でも、原因は一つとは限りません。うつ病、甲状腺疾患、睡眠障害、生活習慣病などが関係することもあります。

状態を確認するには、血液検査が必要です。医療機関では、症状の内容に加えて、総テストステロンや遊離テストステロンなどを確認し、総合的に判断します。数値には日内変動があるため、採血は午前中に行われるのが一般的です。

気になる症状が続く場合は、自己判断でサプリメントや海外製品を使うのは避け、医師へ相談しましょう。

elifeでは、スマートフォンからいつでも無料で医師に相談できます。通院が難しい方や、まず話だけ聞いてみたいという方も、オンライン診療をご活用ください。

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ウゴービに関する詳細はこちらでご確認ください。

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